のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

ウインディII筐体からの録画について・その1

ウインディII筐体から録画するにあたっての注意点(≒失敗した点)をメモとして残します。ウインディIIに特化した内容ではありますが、他の環境でも応用は可能とは思いますので、参考になれば幸いです。
というわけで、その1「背面端子について」です。長いので、折っておきます。

背面端子について

ウインディIIには背面端子があり、RGB入出力、音声入出力、通信(USB=コンパネの信号)入出力が装備されています。また、筐体内部にはRGB1、RGB2の2本のケーブルが用意されており、同様に音声も2系統になっています。実は背面のRGB出力、音声出力は前述の2番のケーブルを使用しないと信号が出力されません。つまり、筐体側で分配しているわけではないということです。筐体のモニタを利用しつつ、録画するためには、出力側で分配して、それぞれに入力する必要があるわけです。
実は最初この事実に気づかず、背面から信号が出ていないことが故障かと思い、大いに焦りました。筐体内の配線を観察して、背面端子へのケーブル接続状態から、もしや?と思ってケーブルを繋ぎ換えるとビンゴだったというわけです。
幸いなことに、使用していたナムコ製のJAMMA→JVS変換基板にはRGB出力が2つあり、同時に出力されていたため、分配器を別途用意することなく、筐体のモニタと背面端子の両方に映像信号を入力することが出来ました。さすがに音声は2つ用意されていなかったので2分配のケーブル*1を用意しましたが。
今回はJAMMA(JS)の基板の録画を目的としていたので、問題にはなっていませんが、NAOMI基板等のJVS基板を録画する場合は、分配器を別途用意する必要があります。
ちなみに普通のJAMMA筐体*2のから基板の画面を録画する場合、録画用ハーネスを作成するか、市販のものを買う形になります。ウインディIIの場合、筐体本体の改造*3やハーネス自作を一切することなく、市販の部材のみで録画環境を用意できるのがミソですね。

*1:以前PS2の画面を録画する際に使用したもの。

*2:JVS筐体はウインディIIのように通信用コネクタがある可能性があるので、JAMMA筐体とした。

*3:内部配線の取り回しを含む。