のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

ダメだ〜(はさみまん)

というわけで、カッとなってうっかりしてしまった基板を大紹介!


アイレムベルトスクロールアクションゲーム「アンダーカバーコップス」です。ここをご覧になる方で知らない方はいらっしゃらないと思いますが、ベルトスクロールアクションとは、いわゆる"ファイナルファイト"系のゲームのことです。
アイレムらしい、渋い色遣いと書き込まれたドット絵、そして極辛の難易度が特徴です。あとは、体力回復アイテムが生き物なのも有名ですね。走り回るひよこを拾って「デリシャス!」はインパクトありすぎでした(笑)。



敵キャラも個性的なデザインが多いのですが、中でもこの「はさみまん」は、宙に浮いて攻撃してくるイヤらしい敵なのですが、変な発音で「スィネ、スィネ(死ね、死ね?)」と言いながら攻撃してきたり、倒すと「ダメだ〜」と言いながら画面内を右往左往して画面外に消えていくという、なんともムカつくけど笑えるヤツで、当時この「ダメだ〜」が良くネタにされていました。



基板の画像も載せておきます(左が表、右が裏)。いわゆるアイレムM92基板です。前々回の日記にも書きましたが、NECのx86系CPUである、V33とV30を使用しています。この時期のアーケードゲーム基板といえば、モトローラのMC68000系のCPUが採用されることが多かっただけに珍しい基板と言えますね。
この基板、修理上がりのジャンク扱い品で、相場より相当お安く入手出来ました。まぁ動作に問題はないとのことだったので、基板の状態は気にせずGo!してしまったわけですね。
確かに、基板の角はかけているし、CPU等のICも削れていたり、ロムシールも一部削れて剥がれかかっていたりと、結構ボロボロです。くどいようですが、動けばいいんです!(笑) もちろんきれいな方がいいのは言うまでもないんですけどね。まともに買うと購入金額の2〜3倍くらいするんですよ・・・。



アイレムの親会社は、PC用のモニタでおなじみのナナオなのですが、それを証明するかのように、基板上にNANAOのロゴが。実は今回撮影してて初めて気がつきました。こういう発見ができるのも基板所有の楽しさですよねー。


実はこのゲーム、エンディングをまともに見たことがないので、時間を作ってエンディングまでやってみようと思います。
って、そういえば、TVに出力すると画面上部が切れて、体力ゲージ見えなくなるから、やるならモニタを修理してからかな?まぁコンティニューしまくるなら、見えなくても関係ないと言えば関係ないんですけどね。