のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

キメラビーストのロケテスト

天野ゲーム博物館で8/17〜8/25の間実施されるということで、はるばる福井から、295min先生とdotk3導師もお見えになることになり、それに合わせて、僕も足を運んできました。
キメラビーストは1993年の作品だったのですが、お蔵入りになっていたもので、昨年リリースされた、ジャレコレトロゲームミュージックコレクションに、BGMが収録されたことを皮切りに、高田馬場ミカドでの稼動、および、キメラビーストイベントの開催、他店舗への基板の貸し出しと、徐々に露出が上がってきていました。そして、1ヶ月ほど前から、基板のリリースを念頭に置いた、全国数箇所のゲーセンでのロケテストが実施され始めるに至りました。各店舗でのインカムデータは、営業用資料として利用されるとのことです*1。熱いですねぇ。
さて、ここからは実際に遊んでみた感想などを。
とりあえず、初見で2ボスで終了。崩れたらあっという間に終わってしまいました。まぁアーケードゲームですし、こんなものでしょう。意外なほど自機の後ろからの攻撃が激しかったり、さらには後ろに進む必要のあるステージがあったり、結構厳しい感じでした。ただ、残機+ライフ制で、さらに一部の敵を捕食することでライフの回復が可能なこと、溜め攻撃に弾消し効果があったり、何気に自機の当たり判定が小さかったりすることを、理解すると割と死に難いシステムなのかなーと思いました。ちなみに後ろからくる雑魚や弾は、尻尾で破壊できてしまうので、分かれば意外と大丈夫だったりします。なので、敵の配置や攻撃パターンを覚えて、死に難い行動をとれば、クリアが見えてくるのかな?とも思いました。事実、一緒に行ったdotk3導師は、数クレジット目にしてラスボスに到達し、グッドエンドを見ることに成功しています*2。なんというか、これなら自分もイケるんじゃね?と思わせてもらえるところが絶妙だなぁと。
正直見た目は余り好みではないです(えー ただ、ゲームのコンセプトとかストーリーとかを見ると、それにも納得な感じです。ロケテ用に送られてきた基板に、設定画が付いていたようで、当日天野ゲーム博物館の文字入りで設定画のコピーを配布していました。自機のEATERくん、慣れると結構かわいい・か・も。
音楽に関しては、以前発売された、ジャレコレトロゲームミュージックコレクションに収録されていたので、新鮮さは無かったものの、ちゃんとゲームのBGMとして聴くと、結構印象が違うことが分かりました。ぶっちゃけ、CDで最初に聴いたときはなんだこりゃ?って感じで、あまり良い印象ではなかったのですが*3、なかなかどうして、結構良く聞こえてしまうんですよね、これが。特にボス戦の曲は、なんだかやたらカッコよく聴こえたものです。
というわけで、総評としては、結構良いのではないでしょうか?でした。お蔵入りしたゲームが、20年の刻を経て、復活&発売なんてステキじゃないですか。なんとか正式販売にこぎつけて欲しいものです。

*1:ロケテストだから当然といえば当然。

*2:ラスボスで終わるとGOOD、ラスボスを倒すとBADなエンディングになるらしい。

*3:本作のBGMが比較的チープなのは、容量が足りなかったため、とのこと。