のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

MVSの新規入手ソフトその5

今回紹介するのは「龍虎の拳」です。『100メガショック!』のキャッチフレーズでNEOGEOを一躍有名にしたゲームですね。デカイキャラ、超必殺技、ステージ間の演出等、100メガの名に恥じない内容でした。例によって、折っておきます。ちなみに長いです。
このゲームは、"龍虎乱舞"に尽きるでしょう。隠し(超)必殺技として、コマンドを探せキャンペーンも行われていたほどです*1。今でこそ、乱舞系の必殺技は珍しくありませんが*2、初めて観たときのインパクトは未だに忘れられません。コマンドが成立した瞬間、一瞬構えを取り、相手に向かってダッシュ、地上だろうが空中だろうが、吸い込んであらゆる技を叩き込んで、最後にビルトアッパーでフィニッシュ・・・シビれましたね。決まればほぼKOという威力、そしてガード不能という恐ろしい性能、すべてが"超必殺技"にふさわしいものでした。他にも"覇王翔吼拳"という巨大な飛び道具もありましたが、かすんでしまいましたね*3
演出もかなり凝っていました。今でこそ珍しくない、対戦前後の台詞のやり取りも、当時はバックのストーリーを感じさせるのに大いに貢献していました。また、攻撃を当てたり喰らったりすると、ダメージを受けた部位*4がだんだん変化していくのは、このゲーム(シリーズ)の特徴ともいえる演出です*5。顔をボコボコに腫らしていながら、すかしたポーズを取るロバートに笑ったものです*6。あとは・・・KOを必殺技で締めると、女性キャラの服が脱げるなんてのもありましたね。もっとも女性キャラはキングしかいませんが。これはファンサービスではなく、ストーリー上の演出と僕は思っています*7。あと、BGMもかなり凝った作りで名曲ぞろいでしたね*8
ゲームとして面白かったかどうかですが、1人用は演出の良さが手伝って、かなり楽しむことが出来ました*9。一方、対戦は正直あまりやっていません。一応、対戦格闘ゲームの体裁を取っていますが、微妙な出来だったので・・・。対戦時は使用可能キャラが増えるのですが、調整しているかよく判らない性能のキャラが多く*10、さらに主人公2人にのみ使用可能な、超必殺技の存在がゲームを大味にしてしまっていたので、対戦ツールとしての評価は低くつけざるを得ませんでした*11
今回動作確認のためにプレイしましたが、2人目のジャックに勝てませんでしたorz。下手すぎるというか、このころからSNKのサギCPUだったんですね(;´д`)。そうそう、上で書いたように対戦ツールとしては×だったので、家庭用は持っていなかったりします。ROM版が投売りになっていたときに買おうかと思ったのですが、結局買わずじまいでした。このゲームはまぁクリアしなくてイイや。あ、メモリカードにデータはあるから、Mr.カラテだけ倒して、エンディングだけ観るのもありかも(笑)。

*1:ちなみに景品は「龍虎トランプ」だった(他にもあったかも知れないが)。応募はしていないが、なぜか持っていたりする。

*2:技を連続して叩き込むだけなので、作りやすいらしい。

*3:当時としてはかなり難易度の高い?コマンドではあったが。

*4:主に顔。

*5:他にこの手の演出をするゲームはあまり見かけない。あったような気はする。

*6:実はこの辺が気に入ってロバートを使用していた。

*7:性別を隠して(?)用心棒をしていたキングが、KOされて、正体がばれるという演出だった。

*8:CDは今聴いても、全く遜色がないほど。

*9:一応1コインクリアしたこともある。多分今は無理。

*10:特にミッキーやリー。

*11:こう書くと、なんか偉そうだな。