のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

ファイティングスティックWiiを使ってみました

公式:http://www.hori.jp/products/wii/wii_fighting_stick/index.html
実は11月末に買ってあったのですが、使う機会もなく、そのまま放置されていました。先日、ついったーシューター部で話題になった時に、その存在を思い出して、せっかくだからオレも検証するぜ!とばかりに、封を開けてみたわけです。
というわけで、独断と偏見でファイティングスティックWiiを評価・検証してみました。

特徴

クラシックコントローラー互換のスティックなので、Wiiリモコンに接続して使用します。当然ワイヤレスになるので、本体からある程度離れていても、操作できるのはありがたいですね。
また、この手のスティックではお約束の連射機能も付いています。各ボタンを押している間連射されるタイプで、いわゆるホールド機能は付いていません。VCはエミュレータ側で連射を実装してくれているゲームもありますが、やはり連射機能はうれしいものです。

外観とか重さ

名前の通り、いわゆるHORIのファイティングスティックの形をしています。サイズはPSシリーズ用のリアルアーケードPROよりは小さいものの、それなりな大きさはあります。
重さはこの手のスティックでは軽い方かもしれません。普段触っているのが、シグマ電子のΣ8000TBだから、余計軽く感じてしまっているかもしれませんが。底にすべり止めのゴム足は付いていますが、上に書いた軽さも相まって、慣れない人が操作すると、スティックごと動かしてしまうかもしれません。逆に言えば、ある程度慣れた人なら、十分に操作できる重さであるとも言えます*1

ジョイスティック

いわゆるHORIのジョイスティックというヤツですね。操作感はかなり軽いです。その割りにレバーの戻る力は強いので、弾くような操作をすると、レバーの戻りで誤操作してしまうかもしれません。
アーケード用のセイミツ製や三和製のスティックと比べるまでも無いのですが、まぁ普通に遊ぶ分には問題ないかな、と。こだわる人はスティック部の交換に挑戦するのもいいかもしれません*2。スティックの土台が割りと低めなので、交換時に底に擦ってしまいそうな気はします*3

ボタン

これまた、いわゆるHORIのボタンです。ジョイスティックと同様、アーケード用のものに比べれば・・・という品質ですが、普通に遊ぶには十分だと思います。ボタン配置は上段左から、y、x、L、ZL、下段左から、b、a、R、ZRの順になっています。やるゲームによっては、やりにくい配置になってしまうかもしれません。他のサイトでも触れられているように、VCのゲームはボタン配置の変更が、ソフト側に依存しているので、どうがんばっても、いい配置に出来ない可能性もあります。この辺りはWii側の更新で何とかしてほしいですね。
ボタンの交換は、ここの記事を見る限り、基板に直接半田付けしてあるようなので、ちょっと面倒かもしれません。この手の直付けタイプの交換を行った例はありますので、調べてみてください。

総評

今回サンプルとして、MDの「大魔界村」とSFCの「グラディウスIII」を遊んでみましたが、特に操作に不満は感じませんでした。ただ、レバーを激しく使用する、格闘ゲームをプレイするとまた評価も変わるかもしれません。
心配していた、ワイヤレスによる遅延も、全く感じませんでした*4。よって、十分な品質だったと思います。
本当にこだわる人はゲームキューブ用のジョイスティックを探していただくとして(笑)、シューティングや格闘ゲームは、スティックでないと!という方は選択肢の1つとしても良いかと思います。
そうそう、一部でボタンが効かないという話を聞きましたが、自分の触った限りでは、特にそういう問題は起きませんでした。まぁリモコンの電池切れで、突然操作不能にってのはあるかもしれませんね。あ、でもその前に警告が出るかな?


とまぁこんな感じです。スティック導入時の参考になれば幸いです。

*1:慣れた人は無駄な力を入れないので、スティックごと動かすことが無いのだ。

*2:構造的に出来るかは不明。

*3:同じようなスティック交換例で、ありがちなので。

*4:仕組み的には遅延は起こっているはず。単に気が付いていないだけと思われる。