のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

ウインディIIのモニタ基板を調べてみた

少し前の話になるのですが、ウインディII筐体のモニタのフォーカスを調整するために、モニタ基板をいろいろと調べてみました。
きっかけは、ついったーアケ基板部で、ウインディIIのモニタについて質問されたことでした。自分も気になっていながら放置していたので、いい機会だとばかりに重い腰を上げたわけです。
以前もネタにしたモニタ(ブラウン管)のフォーカス調整ですが、モニタの高圧部の下にある基板上に調整用の何かがあることはわかっていたので、おっかなびっくりモニタ基板を引っ張り出してみました。

引っ張り出してみた。右上の板のようなものが高圧部(と、もうひとつのモニタ基板?)

なぜモニタ基板を引っ張り出す必要があるのかというと、モニタ基板上にある調整用の可変抵抗は、筐体内部の背面の壁に向かって取り付けられているので、取り外さない限り、物理的に調整することが出来ないからです。なんでこんな配置になっているのか、理解しがたいですね。調整するな、ということなのでしょうか?
モニタ基板は当然筐体に固定されており、4箇所のネジを外してあげる必要があったのですが、以前のオーナーも同じように調整していたようで、一番外しにくい位置*1にあるネジは初めから付いていませんでした。
ちなみにRGBの強さの調整や、表示サイズの調整、表示位置の調整はコンパネを開けたところでも調整が可能になっています。どうせならここに全部集約して欲しかったですね。逆に言うとそれ以外の調整*2はモニタ基板を触る必要があると言えます。
で、決死の覚悟でモニタ基板を取り出して、調整用の可変抵抗を眺めてみたところ、フォーカス調整らしきものが見当たりません。

モニタ基板上の可変抵抗たち。どうもフォーカス調整が無いっぽい。

どうやら、モニタの高圧部に取り付けられた小さな基板上にあるようです。うーん、さすがにコレは放電してからでないと怖くて触れませんね。
というわけで、今回はフォーカス調整を行うことが出来ませんでした。聞いた話によると、アノード用の放電器具*3があるようで、その辺を入手する必要がありそうです。今後も触ることになるので、機材に投資するのも悪くないとは思いますが、どうしたもんでしょうか?(汗)

*1:一番手前なのだが、モニタ高圧部の真下にあるため、手が入れ難いのだ。

*2:フォーカスや表示の傾き等。

*3:高圧用テスターとかも利用できるらしい。