のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

PS2の録画環境が整いました。

いや、別にコレを録ろう!という目的があるわけではないのですが。手元にPCで録画できる機材があったので、それを活用する一環ということで。
録画に使用するのは、カノープス製のMTU2400Fです。USB接続のキャプチャーでハードウェアエンコードのモデルです。1年半くらい前にツクモで投げ売りになっていたのを保護したものです*1。これにPS2をS出力で繋いで録画するわけですが、いろいろ問題が起きてしまいました。
それは「遅延」です。要するに実際のゲームの進行に対して、表示される画面や入力が遅れてしまうということです。この遅延が1秒どころではなく、リアルタイム製の高いアクションやシューティングゲームでは致命的なんですね。実はこのMTU2400Fにはダイレクトプレビューという機能があり、遅延の少ない画像を見ることができます。しかし、あくまで「見る」ためのモードであるため、いざ録画を開始すると、ダイレクトプレビューが解除されてしまい、結局遅延が発生してしまうのです。
ではどうすれば良いか?映像と音声信号を表示(ゲームプレイ)用と録画用に分配してあげれば良いわけです。書くのは簡単ですが、実際にSの信号を分配する機器は結構高かったりします。自分で作れば安くあげられますが、そんな時間は無いし、ぶっちゃけ面倒です(笑)。
ここである偶然が発生します。PS2用のSケーブルをもう1本入手するためにお店を回ったのですが、そこで最安値だった、ゲームテック社のこのケーブルが、なかなかGoodな仕様だったのです。リンク先をご覧になれば、おわかり頂けると思うのですが、このケーブル、Sとコンポジット*2の2つの出力があります。しかも、排他ではなく同時利用が可能なのです。そうです、この二股ケーブルを使えば、お手軽に映像を分配することができてしまうのです!あ、音声はちゃんと分岐してあげないとダメですけどね*3
早速録画してみたところ、バッチリでした。アップスキャンしたPCモニタの画像*4も、録画用の画像も問題なく表示されています。ただ、分岐したせいで信号が弱まったのか、やや暗い画面になっています。まぁ問題になるほどではありませんが。やや不安のあった音声に関しても、ズレもなくしっかりと聞こえました。
今回録画したゲームはPS2の「ストリートファイターZEROファイターズジェネレーション*5」の「ストリートファイターZERO2」です。ナッシュを使い、1コインクリア*6までを録ってみました。時間は19分51秒、サイズは674MBでした。MPEG2で録画したので、まぁこんなもんでしょうか?それなりに綺麗に取れていますが、今回設定はすべてデフォルトで録画したので、画質や音質はまだ改善の余地はあると思います。
うーん、なんか自分のプレイを見直すのは面白いやら気恥ずかしいやらですね。シューティングなら、ミスしたところを確認したり、敵のパターンを覚えたりするのでしょうけど。
次はこの動画の編集に挑戦してみようと思います。メニュー選択とか余分な部分*7はカットしたいので(笑)。

*1:入手した理由は別にあったのだが。

*2:いわゆる普通のビデオ出力。

*3:音声用の分岐ケーブルは割と安価で入手可能なのだ。

*4:アップスキャンには、以前ネタにしたIO-DATAのVABOX2を使用している。

*5:ストZEROシリーズ全種とポケットファイターが1本に入った、非常にお得なソフトである。出来も良い(少なくともZERO2は全く違和感がなかった)。

*6:ボスのベガで1回負けてしまったorz。

*7:実はこのソフトを初めて起動したので、ボタン配置やオートセーブを確認しているところまで録画してしまったのだ。