のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

モニタの縦画面化について

家庭用ゲームになくて、アーケードゲームに存在するもの、それは画面(モニタ)を縦にしたゲームです。ただ、例外として、家庭用でもアーケードの縦画面のゲームを移植した場合に、マニア向けに縦画面モードを持っているゲームは一部存在します。
家庭用で縦画面のゲームが存在しない理由は、言うまでも無く、家庭用のTVが横画面だからです。前述の縦画面モードを持つゲームをプレイするときに、TVを無理矢理縦にしても、故障の原因になるだけ*1なので、正直お勧めはしません。PC用のモニタや、業務用*2の中には縦置きできるものも存在するので、どうしてもという方は、導入を検討されてはいかがでしょうか?
さて、再三ネタにしているMVS筐体ですが、最初に少しだけ触れた様に縦画面には対応していなさそうです。設置した日にも確認したのですが、改めてモニタ周りを確認してみました。
モニタその1
画像を見て頂ければ(ちょっと暗いですが)、お分かりいただけると思いますが、基本的に筐体のモニタは、中のフレーム部にボルトで固定されています。モニタの向きを変えるには、ボルトをはずし、回転させて、再度ボルトで固定、という手順で作業を行う必要があります。文字で書く分には簡単ですが、一人ではとてもできません。モニタが重たいからです。実は初めから筐体にモニタの回転機能を持たせたものは存在したのですが、通常よりコストが高いのか、あまり出回らなかったようです。
で、このMVS筐体のモニタを回転させることができない理由ですが、まずはこちらの画像を。
モニタその2
通常、筐体はモニタを縦にしても大丈夫な程度の上下の余裕があるのですが、この筐体にはそれがありません。MVS用の筐体でも、後期に発売された、"NEO-Candy25"等は、回転できたようですが*3、この筐体(MVS-U4-25)が発売されたころは、完全MVS専用ということで、横画面専用だった、ということでしょう。
うーん、残念ですが、仕方がないですね。実は固定できなくても、縦に入りさえすれば、イケるかな?と思ったりもしたのですが、そもそも縦に収まるスペースが無さそうなことと、それが元で故障してもつまらないので諦めることにしました。
素直にMVSのゲームとボタンが4つ以内の横画面のゲーム基板で楽しんでおけってこった。>自分

*1:当たり前の話だが、家庭用のTVは縦置きを考慮されていないため。

*2:TV局等で使用される。

*3:おそらく、ゲーセン側の要望で汎用性を持たせたのだろう。