mixiからの再録その2
この日記は2009年9月23日にmixiの日記としてアップしたものです。
コメントは残念ながら省略してあります。
[アケ基板]ループレバーをなんとかしていきたい! アーケードゲームで失われてしまったデバイスの一つに「ループレバー」があります。 通常のレバー入力以外に、レバー部を回転させることができるジョイスティックです。 1つのレバーで2つの操作が可能になるわけです。 これを採用したゲームには、SNKの「T.A.N.K」から始まる「怒」シリーズがあります。 他にもデータイーストの「ミッドナイトレジスタンス」もそうですね。 具体的に操作を書くと、通常のレバー入力で自キャラを移動させ、 レバー回転で打つ方向を変えるという感じになります。 ちなみに、上に書いたTANKや怒シリーズ、ミッドナイトレジスタンスは家庭用にも移植されています。 ボタンを押しているときは打つ方向、話しているときは自キャラの移動という形で動きを再現しています。 苦労の跡が見られますね。 今でもレトロアーケードゲームを置いているお店で触れることはできるものの、 当然現在は採用されることなどないわけで、現存するレバーが壊れたら、アウトということになります。 この手の特殊入力系はアーケード基板をコレクションしている人たちにとっての泣き所でもあります。 当然昔からやっていらした方は、手元にあるのでしょうけど、 ここ10年くらいで始めた人は、下手すると実物を見たことがないという人もいるかもしれません。 ごくごく稀にオークションに出品され、高値で落札されていることからも、その希少性が伺えます。 で、なんでこんなことを書いているかというと、 うっかりループレバーを使用するゲームを入手してしまったからです。 そのゲームは名は「バトルフィールド」、SNKが1987年にリリースした作品です。 このゲーム、タイトル画面には表示されませんが、開発がアルファ電子(ADK)なんですよね。 MVS以外のADK作品を持っていなかったこと、インスト、説明書が純正にも関わらず 価格が安かったことが後押しして大購入に至ったわけです。 で、困ったのがループレバーなワケです。 本物のループレバーを入手できれば、それに越したことはありませんが、 上に書いたように稀にしか入手機会が得られないし、価格も高いので、厳しいんですね。 じゃあ、どうするのかというと、世の中にはすごい方がいらっしゃるもので、 レバーとループの部分を別々のパーツで構成したループレバーもどきを作成されているんですよ。 (実は昔アルカディアの記事にもなっています。手元にあるかは不明ですが。) その辺りを参考に、がんばって、こいつを作ってやろうかと思っています。 これが出来れば、本命の怒とか怒号層圏とかにも手が出せるというものです。 自分と同じようにループレバーの入手が困難だから、 ループレバーを使ったゲームが欲しいけど手が出せないって人は多いと思うんですよね。 とまぁここまで書いたものの、実現はいつになるかわからないんですけどね・・・。 せめて部品だけでも調べて揃えておこうかな。 余談ですが、オークションでループレバーを検索していたときに、 MAME(アーケードエミュレーター)で、ループレバーを使用できるようにする、 USBアダプタが出品されていて、驚きました。 活用できる人って、ものすごく限られていると思うのですが(笑)。
ちなみにループレバーは、後日入手に成功しています。しかも2本。基板とセットでお得でしたね。