のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

達人を超えて、王となれ!

というわけで、予告していた基板の紹介です。

はい、見出しからもお分かり?の通り、「達人(TATSUJIN)」の続編の「達人王」です。

ゲームはとんでもなく難しいことで有名です。前作の達人ですら打ちのめされているような自分が太刀打ちできるわけがないと思い込み、当時は一度も遊ぶことがなかったほどです*1
後に音楽がすばらしいことを知って、何度か遊びましたが、やはりその激烈な難易度に裸足で逃げ出すような状態でした。
最近になって、再評価してあげるべきだよなーと思っていたところに、オークションの出品を発見し、どうせ上がるだろうと、冷やかしで入札したら、そのまま落ちてしまい、めでたく入手、と相成りました。


基板の画像です。

基板のサイズは、前作に比べて、かなり小さくなりました。同じ東亜プランのヴイ・ファイブと同じくらいでしょうか?*2この基板も、前作同様、ジャンパ設定で、国内・海外仕様を切り替えられるのだそうです。

さて、達人王の基板は非常に壊れやすい基板と言われていますが、

その原因は上の画像のチップの存在だったりします。基板上でもひときわ目立つ*3このチップ、JAMMAコネクタに近い位置にある上に、とても割れやすいのだそうです。なんでもハーネスを付けたり外したりする際に、よく分かっていない店員さんが、このチップに指を引っ掛けて、力を入れるという恐ろしい扱いをされていたことがあったようで、そのときの衝撃で・・・と言うことだそうです。確かに指を引っ掛けやすそうではありますが。普通のチップより分厚いし。
あまりにも故障が多かったためか、このチップには対策版である丈夫なものも存在します。残念ながら手元の基板は対策前のものなのですが。


インストラクションカードと取扱説明書の画像です。

この基板、なんとインスト、取説ともに純正で、基板自身もメチャクチャ綺麗な極上品でした。
さっきのチップの故障の話にも絡むのですが、達人王は個人所有される方が当時から比較的多かったため、美品が多いのだそうです。さらに、上に書いたような扱いは主にゲームセンターでされていたため、ゲーセンで動いていた基板≒対策版、個人所有の基板≒未対策という感じなのだそうです。なんだか納得ですね。


おまけ。

これは、この基板が送られてきた箱の画像です。よーく見てみると、何か文字が見えます。なんと、この箱はSNKのハイパーネオジオ64用のゲーム「武力ONE」のROM用のものだったのです。
最初、基板に対してサイズがあまりにもピッタリだったので、箱も純正かと思っていたのですが・・・うーん、残念(笑)。

*1:ただのチキンですね。

*2:基板そのものは別物ですが。

*3:基板全体画像の一番左側の大きいチップ。