のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

賭けに出てみました つづき

前回の続きです。
手元にROMが届いたので、早速ROMの載せ換えです。
まずはグラディウスIIの確認に入ります。基板の表裏の計5つのROMを交換して、ゲームを起動します。

おおお、ゲームが起動しました。ですが、画面に縦線が入っています。とりあえず、ゲームスタートさせてみると・・・。

ゲームも動いて、普通に遊べているようです。一面のボスまで進めてみましたが、特に異常は見受けられませんでした。背景に縦線が入ってしまっていること以外は。
どうやらVRAM周りがおかしいようです。R9番のチップはVRAMということなのでしょうか?やはり、該当のチップを何とかするしかなさそうです。


しかし、このROMすごいです。ポーズがかけられたり、スタート時の周回数が選べたりします。何気にカスタムROMだったんですね。基板が直ったら、このROMも検証してみたいと思います。
そうそう、一番手っ取り早い修理方法はマザーを交換することというアドバイスも頂きました。グラIIと同じ、TWIN16システムを採用しているゲームで一番安価なのは、ハードパンチャーらしいのですが、最近全然見かけような?


次に沙羅曼蛇です。なんか気分的にこっちがメインになってます(笑)。5つのROMを差し替えて、ゲーム起動!

ヤター沙羅曼蛇SPクローン動いたヨー!ふおおふおお、イカス!超イカス!
ご存知の方もいるとは思いますが、この「沙羅曼蛇SPクローン」は、ゲーメスト誌上で募集した、グラディウスIIIのアイデアコンテストの入賞者に贈呈された、パワーアップカプセル方式でゲームが進行する沙羅曼蛇のことです。パワーカプセル方式以外に、フリープレイ専用でゲーセンでの営業には使えないようになっている等、いろいろ変わっています。パワーカプセル式といえば「ライフフォース(国内版)」がありますが、システムは同じでも背景が「沙羅曼蛇」のままという大きな違いがあります。更に細かいことを言うと、パワーカプセルの出現する場所が、沙羅曼蛇のパワーアップと同じなので、ライフフォースより、パワーカプセルの出現数が少なく、なかなかフルパワーになれなかったり、復活が厳しかったりします。


なぜこのようなROMが存在するのかというと、当時の入賞者やコナミから流出したのではなく、沙羅曼蛇ライフフォースのROMをベースに自作してしまった人がいるのです、すごいですよね。更にSPクローンの再現では飽き足らず、2周目には、BGMがライフフォースのものや、未使用曲に変わったりとサービス満点な作りになっています。一部のゲーセンで、このSPクローンを稼動させていたところもあるので、見たことがある人もいるのではないでしょうか?かく言う自分も、金山アリスで何度か遊んだことがあったりします。でも、こいつが自宅で動くと、すごくいいんですよね、、、あw


折角なので、そのままゲームを始めて、サクッと一周してみました。途中6面のモアイ出現時にいつもかかる処理落ちがなぜかかからなくて、めちゃくちゃあせりましたが。
こっちも1P側のキー異常を直さなきゃならないので、アドバイスにしたがって、レバー入力とボタンのパターンをエッジコネクタから追って、原因を探らないとなぁ。


・・・と、グラIIにしろ、沙羅曼蛇にしろ、自分で修理する気満々だったのですが、先日日記に書いたように、グラIIは、ひげねこ堂さんに修理を依頼して、まだ手元にないものの、既に修理自体は完了していたりします(この日記は9月に書かれたものを11/5に手を加えてアップしています)。
想像以上に早く対応して頂けたので、残りの故障基板もお願いしてしまおうかなぁ。沙羅曼蛇以外にASOも故障しているんですよね*1

*1:実はハーネス目的で故障基板を入手。業者にハーネス作成を依頼する料金+1000円くらいで済んだw