のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

マスターシステムの真の実力とは?

マスターシステムで遊んでいないソフトを遊んでみたいと先日書きましたが、それは国内のソフトに限らず、海外のソフトも含みます。というか、むしろ海外版の方がやってみたいソフトは多かったりします。
ここをご覧の方はご存じな方も見えると思いますが、日本では正直パッとしなかった、マークIII/マスターシステムですが、海外ではそれなりに普及したハードだったりします。特にヨーロッパと南米あたりは、割と最近までソフトがリリースされていたようです。そのため、海外オリジナルのソフトはもちろん、日本で発売中止になったソフトがリリースされていたり、メガドライブでリリースされたソフトが、マスターシステムに移植されたりと、すごいことになっています。
特にすごいのがアーケードの移植もので、マスターシステムで動いているのが信じられないくらい良移植されたものが存在します。もちろんそんなものばかりでなく、無理やり移植されたトンデモナイものもあるわけですが。
実は結構前にマスターシステムのソフトを入手済みだったりします。そのソフトは、アーケードゲーム良移植の筆頭「SAGAIA」です。いわゆる「ダライアスII」の移植版ということになります。マスターシステムダライアスII!?と思う方も多いと思うのですが、これがものすごい出来なのですよ。容量の都合か、エリア数は減っているものの、ダライアスIIの特徴と言える部分は、ほぼ移植指されており、音楽もPSG3音の割にはがんばって雰囲気を出しています。初めて見たときは只々驚くばかりでしたね。どこが委嘱したのかと調べてみたら、なんとナツメ!なんだか納得してしまいましたね。日本のメーカーが作っていて、なんで国内でリリースされないんだ、勿体ない!と思ったのですが、このソフトのリリース時期はメガドラ版のダライアスIIが出た後とのことなので、マスターシステムの市場が消えた後の日本で出すのは無理だったのでしょうね。
論より証拠、マスターシステム版「SAGAIA」の動画を見ていただきましょう。凄まじい出来栄えに驚くこと必至です。
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この動画を見ていると、この技術があれば、アレとかソレとか移植できたんじゃね?と思わずにはいられないのは僕だけでしょうか?
で、このSAGAIA、動かしたいのですが、海外版マスターシステムのカートリッジは国内版とサイズが違うため、そのままでは使用できません。カートリッジのピンそのものは互換があるのでピン配置を変換するコンバータを用意すれば遊ぶことが出来ます。以前はこの手のアイテムを買うことが出来たのですが、時すでに遅し、どこにも売っていません。仕方がないので自作をしようと思ったら、必要な部材*1がどこにもないという悲劇・・・まだまだ遊ぶのには時間がかかりそうです。

*1:2.54ピッチ、50ピンのエッジコネクタ。海外マスターシステムのカートリッジを挿す方。