のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

キック配線その後

部材はギリギリ間に合ったので、合宿前日に作業に着手、当初の予定とは変えて、ナムコJAMMA→JVS変換基板(以後、変換基板)入力用のハーネスを作ってみました。
CPS2の拡張コネクタのキック配線を変換基板の10ピンのコネクタに接続するように、配線します。ちなみに変換基板の10ピンコネクタは、元々ナムコの基板にある48ピンのエッジコネクタから配線を取るためのもので、そのピン配置は1・2番がステレオ音声で、3番と10番がGND、4〜9番が追加ボタン1〜6になっています。

実際にやってみました。ナムコ系の基板で6ボタンの格闘ゲームといえば「ファイティングレイヤー」があり、その基板の48ピンコネクタの配線を参考に、変換基板のマニュアルに記載された結線用の48ピンのエッジコネクタのピンを照らし合わせて、配線していきます。作業そのものは特に問題もなく完了、早速動作確認です。

ゲームは合宿のお題のひとつ「ヴァンパイアハンター(カプコン)」です。変換基板のハーネス、および、キック線を、CPS2マザー上のコネクタに接続します。電源を投入し、テストボタンを押してINPUT TESTを選択、キックボタンを押してみます。
結論から言うと、駄目でした。1P2Pの大キックが反応しません(厳密に言うと、2Pの大Kは押されっぱなし)。更に言うと、1P2Pが逆で、小Kと中Kも逆でしたw 配線を正しくて試してみましたが、やはり大Kに反応無し。
実は作業前から懸念事項があったのですが、もろそれに当たってしまったようです。変換基板はそれ単体で4ボタンに対応しています。つまり、MVSやPGM等のJAMMAエッジコネクタ上に拡張ボタンを配置した基板がそのまま使えるわけです。ということは・・・キック配線における小KはJAMMAエッジコネクタの4ボタンになり、残りは中K、大Kになるわけですね。残ったもう1つは何になるのか謎ですが(スタートボタンとか?)。CPS2はJAMMA上で3ボタンまで、Kボタンに相当する4〜6ボタンが拡張コネクタになるので、変換基板で対応は出来ないことになります*1
作戦は失敗に終わったので、大慌てで、コンパネのキックボタンに直接CPS2の拡張コネクタから配線をしていきます。時間もファストン端子も無いので、既存のファストン端子に線をよじって取り付けます。30分ほどで配線完了、動作確認をしようとコネクタを基板に誘うとしたところ、リード線の長さが筐体下部の基板まで届かないことが分かり、一瞬あせりましたが、コンパネを閉じるとギリギリで届き、ホッと一安心。
最後に動作確認として、再びヴァンパイアハンターを起動、ボタン叩き系のコマンド(ドノヴァンのチェンジイモータル等)もちゃんと出るので、問題なさそうです。やれやれ。
久々にまともに遊ぶハンターが面白すぎて、うっかりエンディングまで遊んでしまいました。ハンターは難易度低くてワンコインクリアしやすいのがいいですね。
というわけで、格ゲ合宿は滞りなく行われましたとさ。

*1:変換基板側のエッジコネクタからボタン4の信号を取れば出来ないことも無いけど、美しくないなーと。