のんびりおうちでアーケード基板

おっさんがアーケード基板について語ったり語らなかったりするユルいブログ。

コピー基板の話

先日Twitterでコピー基板の話題が出て、昔から基板を集められている方からいろいろ興味深いお話を伺えました。なんというか、コピー業者恐るべしですね。
一口にコピー基板といっても、タイトル等を変えて、よく似たゲームを作ってしまうものから、基板から内容まで完全コピーしてしまうものまで、程度はさまざまです。またコピー基板になって、電池基板が電池レスになったり、エッジコネクタが専用だったものが、JAMMAになったりと、何気に性能が良くなる部分もあるので侮れません。まぁそれでも駄目なものは駄目なんですが。
ちなみにここで言っているコピー基板とは、あくまでゲームそのもの(ソフト・基板)を複製とか改造とかして動かしているもので、ここ何年かで良く見かけるになった、エミュレータを仕込んだ基板のことではありません。あれはあれで滅茶苦茶怪しいんですけどね。
個人的に印象に残っているコピー基板・海賊版は「ディグダグ」のコピー「ジグザグ」、「ストII’」のコピー(というか改造版)である通称「ストIIレインボー」、「ドンキーコング」のコピー「クレイジーコング」あたりになります。
特に「ジグザグ」は自分にコピー基板の存在を教えてくれた存在です。なんと追加要素があり、オリジナルよりゲーム性が上がっている部分もある*1のが面白いところです。
ストIIレインボー」はそのカオスっぷりがあまりにも有名で、非常に笑える存在です。割と最近知ったのですが、改造版ストIIも何種類かあるんですね。ちなみに単なるROM改造版や、基板から全然違うコピー版等、いろいろあります>ストII
「クレイジーコング」もコピーだと認識して遊んだゲームですね。当時よく行っていた駄菓子屋さんにはこちらが置いてあったので、こちらの方が印象に残っていますが。しかし、ジャンプ時の"ホヤッ"の掛け声が、「クレイジークライマー」のキングコングの声だと知ったときは驚きました*2。脳内再生してみて、すごく納得してしまいましたが(笑)。

せっかくなので、コピー基板についていろいろ調べてみたのですが、なかなか面白いですね。馴染み深いゲームが実はコピーだったとか、ありがちではあると思いますが、今更ながら"へー"と思ってしまいました。あとは訴訟関連ですか。それなりに知っているつもりでしたが、こういうものを経て、今があるんだなぁと改めて思わされましたね。
モノがモノだけに、当然もっとダークな面もあるようですが、まぁ知らないでおこうと思います。

*1:個人の感想です。

*2:クレイジーコングは、クレイジークライマーの基板をベースに作成されたらしい。